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Report

ミラノサローネ2022展示レポート - Superstudio Show編

Jun 24, 2022

mui Labは、6月5日〜6月12日の期間、イタリア・ミラノで開催された60回目となるミラノサローネ2022にて、Superstudio Showと、archiproducts Milanoに出展しました。 

archiproducts Milanoでは、素敵なインテリアに合うように、muiボードが4台設置されました。
 
Superstudio Showでは、未来のデジタルのある暮らしのイメージを「Calm Technology & Design」のアプローチで描くとどうなるか?という革新的で挑戦的な展示となりました。 

ミラノデザインウィークでの実際の展示ブースの様子

本展示の狙いは、家具や道具をインターフェースとし、身体の動きをトリガーにしてデジタルの反応が得られることによって、穏やかに日常生活の空間や雰囲気が整っていくといった、これまでにない画期的なデジタルテクノロジーのあり方を示すもので、私たちのこれからのデジタルのある暮らしが、より心地良いものであるための一つのあり方として提示しました。 

コンセプトイメージ

少しわかりづらいと思いますので、もう少し噛み砕いてお伝えします。

mui Labとして叶えたいイメージは、テクノロジーが目に見えない形で人の重要な資産である”注意”を奪わず、大切なことに集中できる環境が整った状態で、テクノロジーの良い部分を享受できる暮らしのデザインです。 

“テクノロジーが目に見えない形”というと、カメラが隠れていそうな気もしますが、監視カメラによって日々の我々の行動や言動などの情報を盗まれているテクノロジーのあり方は、我々は望んでおりません。そのため、監視されるアプローチではなく、あくまで人間側に能動性を持たせたアプローチを考えました。 

それと、もう一つ重要なコンセプトが“日常”です。日々の生活に派手さは必要ありません。安心して暮らせる環境が整っていて、いつも通りのルーティンをこなせるだけでなく、人の突発的な行動も柔軟に包容してくれる状態が整っていることが大切です。 

そこで、人の身体の動きをきっかけにしてシステムから反応を得られる構想を考えました。中でも、日常生活の中で無理なく普段通りに生活する中で人々に共通する行動や身体の動きに着目しました。そして、それら日常的な行動と必ず紐づいているのは生活の道具です。家具や生活用品をインターフェースとして見立て、それらを媒介として人のムーブメント(動作)がきっかけを作り、インターネット側から反応が返ってくる。生活者はテクノロジーを意識せずに普段通りの行動をする中で、テクノロジーの静かなサポートによって望む環境が整っていく。家族で食事をする準備が整う、朝の支度や夜寝る準備がスムーズになる、といった感じで、人間の本能的な行動や習慣を妨げずに、日々のルーティンを行う環境が整い、それが自然であるために、精神的にも負担がなく、心もいつの間にか整っている、というテクノロジーのあり方を体現しました。 

展示の見所

普段の行動に沿ってデジタルの助けにより、環境が整っていくところを体験することができます。シーンとしては朝を迎えたところ。日光を取り入れるためにカーテンを開けると、muiボードに家族の中で書き溜めたメッセージが不意に現れたり、誰かからの受信メッセージを出すということができます。朝を誰かの温かいメッセージで迎えられたら、なんだか素敵な1日が送れそうですよね!そして、家族の朝食の準備のため、テーブルを拭くと照明が徐々に点灯していき、次第に柔らかい環境が整います。そして食事に花を添えたくて花瓶を置くと心地良い音楽が流れ始めるなど、家族で良い時間を共に過ごす環境が整います。

展示デモ動画がございますのでご覧ください。 

Wacom x mui Lab ダイアログ

「日本のスタートアップは、“Calm UI"を通じて、どのように人とデジタルの関係性を再定義するのか?」


mui Labは、同じくミラノサローネに出展していた、数年来にわたる協業パートナーであるワコム株式会社と、共に描くテクノロジーのある未来について対話をしました。
展示ブースの真ん中で行われた対話セッションでは、mui Labが「カーム・テクノロジー」というコンセプトをどのように解釈、評価し、どのように我々の製品に、日本の美意識を反映したデザインと人間を中心とした技術を融合させているのかについて話をしました。

動画は以下のYouTubeリンクを、詳細記事はこちらよりご覧ください。

訪問された方のコメント

コンセプトが美しい!環境がそのような小さなインタラクションに反応している姿はまるで魔法を見ているようだ。

業界大手テクノロジー企業の管理職

生活環境に浸透するテクノロジーの可能性を見るのはとても興味深い。このコンセプトを体現するためのインタラクションもとても好きだし、これらが今後スケールアップするのが楽しみだ。

住宅を専門とする建築家

世界のメディアにカバーいただきました

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