muiボードから「二十四節気の詩」をお届けします

8 Oct 2021 | Media

二十四節気は平安時代から使われている暦。
muiが定期的にお届けする二十四節気の詩は、北の四季折々の風景を詠んだ詩人の三角みづ紀さんの心の風景が見えてきます。あなたの季節への感性はどのような音に聞こえますか?
 

 

 

 皆さんが日頃からお使いのカレンダーは太陽暦のグレゴリオ暦に基づいています。日本では、明治時代にこのカレンダーに置き換わる前までは天体運動の周期性に基づいた太陰太陽暦の暦が中心でした。
「二十四節気」は古代中国で考案されたもので、これを暦に取り入れることで季節を知る指標として農耕などの周期に生かしていました。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節または節気」と「気」が交互にあります。よく使われるものでは立秋・秋分・冬至など、天候や生き物の様子を表す名前がつけられ、今でも年中行事や時候の挨拶など様々なシーンで使われおり、文化継承や固有の地域性を保持するための貴重、且つ稀有な習慣となっています。

「mui」は自然と人をつなげる媒介を目指し、季節を感じられる二十四節気の詩を詩人の三角みづ紀さんに書き下ろしていただきました。
季節が変わる度に「mui」ボードに新しい詩が届けられます。
早速、10月8日の『寒露(かんろ)』よりスタートします。
三角さんの詩に啓発されて、あなたが感じる季節の感覚を詠んでインスタグラムに投稿いただけたら嬉しいです ♪

※インスタグラム投稿の際は以下のハッシュタグをご利用いただければ他の方の投稿案も見られます。
#mui24sekki
mui’s instagram

機能詳細はこちら 

デザイナー廣部の想い

 

力強く正確な情報技術ではなく、人々の心に寄り添う情報技術のデザインとその実装方法を探求する中、日本独自の季節を愛でる習慣である二十四節気に着目しました。
「カレンダー」という客観的な情報体験ではなく、四季を読み、感じることで時を知るという、自然環境と人、そして人と人との心が通い合うような情報体験になればと思います。 

詩人 三角みづ紀氏からのコメント

・muiボードから表示する二十四節気の詩にはどんな思いを込めましたか?

わたしが詩作するうえでもっとも大切にしているのは、言葉の美しさと自分が置かれた環境への賛美です。その環境とは、住んでいる土地のある地球や宇宙すべてだと感じています。二十四節気は平安時代から使われている暦です。現在では、異様な猛暑日が続いたり、秋を感じる時間が短かったり。わたしの住む札幌は1年の半分ほどが雪に覆われています。けれども、暮らしのために生みだされた二十四節気を尊重してみたら、ありふれた日常のなかの風景がますます美しくなります。それを伝えたい想いで書きました。

 
・最近、世界に対して思うことはどんなことですか?

わたしだけでなく多くの方がそうであると考えるのですが、世界が狭くなったと感じています。物理的な話です。コロナ禍において遠出が困難になり、旅に出ることもままならない。以前は旅行や出張の多い忙しない日々を過ごしていて、いまも旅が恋しいです。でも、世界に対して無関心でなければ、行動範囲が狭くても良いのではないかと思うようになりました。自分の内面の世界を、狭く、深く感じていきたいと願っています。

 
・最近の三角さんの生活で大事にされていることはなんですか?

自宅でじっくりと過ごしつつ、自身の「ほんとうの声」を聞き逃さないようにしています。あと、いままで生き急ぎすぎていたとも感じているので、自分のほんとうの声を大切にしながら、家事や近所を散歩したりなど、いっそうささやかなことを新しく発見する日々をおくっています。

三角みづ紀氏プロフィール:
詩人。1981年鹿児島生まれ。札幌在住。東京造形大学在学中に現代詩手帖賞、第1詩集で中原中也賞を受賞。第2詩集で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的におこない、スロヴェニア、リトアニア、ベルギー、イタリアなど多くの国際詩祭に招聘される。一ヶ月の間、欧州を旅して執筆した第5詩集『隣人のいない部屋』で萩原朔太郎賞を受賞。代表詩篇は翻訳されメキシコ、オーストラリア、フランスをはじめ他国でも紹介されている。現在は南日本新聞、北海道新聞、朝日新聞、公明新聞にて連載中。2020年8月に第8詩集『どこにでもあるケーキ』を刊行。

 

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