CES 2022にて、木製スマートホーム・ハブ「muiボード」とAmazon Alexaの連携による、穏やかな体験を初披露
Alexaの音声コミュニケーションに、muiの穏やかなヴィジュアル・インターフェースが加わり、ストレスフリーでシームレスなデジタル体験を提供します。
京都のIoTスタートアップである株式会社mui Labは、CES Unveiled(1月3日)およびCES 2022(1月5~8日)において、Alexaと連携した穏やかなビジュアルインターフェースを発表します。このインターフェースは、同社が2019年にCES 2019 Innovation Awardsを受賞した天然木を使ったスマートホーム向けコントロール・ハブ「mui ボード」を活用したものです。
ユーザーがAlexaに話しかけると、muiボードのミニマルなビジュアルインターフェースで指示が実行されます。例えば、タイマー設定の音声コマンドをAlexaに伝えると、muiボード上で自動的に時間を表す曲線が描かれます。時間の経過が可視化されるので、タイマーの始まりと終了点のみの認知に比べて、ユーザーは判断基準が広がります。さらに、muiボードの天然木に触れる触覚操作が加わり、ユーザーは、新しい「穏やかな」体験を楽しむことができます。
Alexa連携のmuiボードの映像はこちらよりご覧いただけます: https://youtu.be/DTQjnyqaY2g
今回の連携は、2度目となるCES 2022 Innovation Awardsのスマートホーム部門で受賞した「mui プラットフォーム」をベースに構築されています。muiプラットフォームは、情報過多を引き起こす可能性のある「ノイズ」をフィルタリングし、ミニマルなディスプレイに適したデータのみを、特許を持つmui Lab独自のUXデザイン技術と手法で作成したインターフェイスを通じて提供します。さらに、 muiプラットフォームは、2022年6⽉から⼀般公開予定のMatter(マター)対応のデバイスに連携可能となります。以下のビデオにて、Matter対応のmuiボードのイメージ映像をご覧いただけます。
「私たちが考える未来のテクノロジーは、人間の行動や環境に自然にフィットするものです。ユーザーは、デバイスの要求に合わせて自分の習慣を変える必要はありません。テクノロジーは、人間らしさをさらに引き出すことで、ユーザーをより幸せにすることでしょう。私たちの『muiプラットフォーム』は、まさにそのために設計されたものです。CES UnveiledとCES 2022にて、Alexa連携のmuiボードをデモし、お客様がこれまでに経験したことのない方法で生活の質を向上できることをお見せしたいと思います。」と、mui Lab代表の大木和典は話しています。
mui Labは、スタートアッププログラム、事業開発、技術サポートを通じて創業者を支援するプログラム「Alexa Startups」に選ばれた企業の1つです。
Alexaスタートアップの責任者であるリズ・マイヤーズは、「未来のテクノロジーは、必要なときにはそこにいて、必要でないときには背景に消えていくようなアンビエント・インテリジェンスを有していると考えています。我々は、音声のパワーとパーパスフルなデザイン(目的に適した設計)を融合させるmui Labのビジョンに感銘を受けましたし、今後のmui Labに期待をしています。Alexaに内蔵されたmuiボードが、どのようにお客様の心を豊かにし、より多くのことを成し遂げる手助けをできるか、楽しみにしています。」と話しています。
*アンビエント・インテリジェンス:環境知能(生活や仕事の環境の中に、人間の活動に適応していく機能を持たせようとする情報技術)
Alexaとの連携はこちらの動画からご覧いただけます。
https://youtu.be/DTQjnyqaY2g
muiのcalmプラットフォームについて
現代のテクノロジーは、人間に様々な恩恵をもたらしますが、一方で注意散漫や情報過多を引き起こす可能性もあります。mui プラットフォームは、入ってくる情報の中から「ノイズ」をろ過し、mui Labの独自のUXデザイン技術で作られたミニマルなディスプレイにフィットするものだけを提示するシステムです。このプラットフォームは、テクノロジーに温かさを吹き込み、より自然で快適な使い心地を実現し、ユーザーの生活の質を高めることができるソリューションです。
Matter対応のmuiボードのイメージ映像をご覧いただけます。https://youtu.be/WvQoEpfR9ac
muiボード
天然木で作られたmuiボードは、美しく研磨された木片のような見た目をしています。使用中でも、しばらく触れずにいると、自動的にスリープ・モードになり、ディスプレイは消えて再び家具のような木片に戻り、生活空間の美観を壊さず自然に溶け込みます。
Alexaと mui ボードの連携について
Alexaは、「mui ボード」に組み込まれているため、ユーザーはAlexaに、天気の確認、タイマーの使用、アラームのセットなどをハンズフリーで依頼することができます。
例えば、「Alexa、mui ボードに5分のタイマーをセットするように頼んで。」と言うと、muiボードは自動的に5分の時間を描き始めます。これによって、ユーザーは視覚的に時間の経過を把握することができ、判断や行動の選択肢が広がります。また、音声とタッチのインタラクション間をシームレスに操作でき、ストレスフリーな体験を提供します。
mui Labについて
mui Labは、テクノロジーによって志向される合理性や利便性と、人間にとっての心地良さの狭間のラスト・ワン・インチを満 たすべく、穏やかなインターフェース「Calm UI」によって、人に寄り添ったデザインを実装するテック・スタートアッ プです。 テクノロジーの日々の進化は目まぐるしいものの、人がテクノロジー側に合わせている状況は否めず、人間の行動形態や 心地の良い空間など暮らしのあらゆる要素を考え抜いたデザインであるとは言い難いのが実情です。ウェルビーイングの 観点で見るとテクノロジーはまだ過渡期なのです。mui Labは、テクノロジーを活用し、人と人、人と自然がより良くつながる暮らしを実現するための製品やサービスを開発しています。mui Labが取り入れている理念である[Calm Technology & Design (生活に溶け込む情報技術の設計) ]は、脈々と京の地に紡がれている日本人の美的感覚とブレンドされ、日本オリジナルのアプローチとしてUI/UXに生か し、わたしたちのウェルビーイングに寄与する暮らしのかたちを提案しております。
リクルートのお知らせ
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